以前の記事で推し活について書かせていただきました。
そこで管理人が「推しと自分との物語を書いている」ことを明かしたのですが、今回は妄想することによってドーパミンという快楽ホルモンを増やす方法についてご紹介します。
また管理人の実体験も!
ドーパミン
ドーパミンとは
皆さんも一度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか? ドーパミンとは脳内物質の一つです。
少しだけ詳しく言いますと、神経細胞同士の情報伝達を担っている神経伝達物質のひとつです。快感・意欲向上・運動調節・学習・記憶など多岐にわたってドーパミンが役割を担っているのです。
一般的に知られているドーパミンのイメージは『快楽物質』で定着しているように思えますが、他にも様々な役割を持っているんです。一つ一つ見ていきましょう。
運動調節
ドーパミンは筋肉のスムーズな動きを助ける働きがあり、不足すると運動機能に影響が出ることがあります。
意欲や動機づけ
目標を達成する過程で分泌されます。すると「もっとやりたい!」という気持ちが生み出されます。
学習・記憶
新しい情報を覚える際にも重要で、報酬を伴う学習では特に活躍します。
快楽ホルモンドーパミンは一時的な幸福感というだけではなく、達成感を生むためのモチベーションや、身体の動きを調整する働きもあるんですね。
ドーパミン分泌
ドーパミンが放出されるのは報酬を受け取ったときや楽しいことをしたときです。それによって幸福感を高めたり、やる気を出したりするように促すのです。
ドーパミンと似た物質
脳内神経物質にはドーパミンの他にも
セロトニン(心の安定やリラックス)
ノルアドレナリン(緊張や集中力アップ)
エンドルフィン(強い幸福感や痛みの軽減)
などがあります。
セロトニン

セロトニンは幸せホルモンと呼ばれています。心の安定やリラックス効果、ストレスの軽減に重要な役割を果たしているからです。
働きとしては、気持ちを落ち着かせ、リラックスした状態を作ることです。朝日を浴びる、軽い運動をする、感謝の気持ちを持つことで分泌を促すことができます。

感謝の気持ちを持つと分泌されるって何とも不思議ですよね。

ちなみに不足すると気分が落ち込みやすくなり、不安やイライラが増えることがあるので要注意です。
ノルアドレナリン
ノルアドレナリンは戦闘ホルモンとも呼ばれ、ストレスや緊張が高まったときに効果を発揮します。
集中力を高め、瞬発的な行動を促す働きがあり、危機的状況に直面したとき、スポーツなどで瞬間的な判断が求められるときに働きます。
例えば現代で言うと大事な商談やスピーチ前に緊張して手に汗をかいてしまう……。あれはノルアドレナリンの働きなのですよ。
ノルアドレナリンが不足してしまうとやる気が低下し、注意散漫になりやすいです。

ドーパミン以外にやる気を出すのにノルアドレナリンも関係しているのですね!
エンドルフィン
エンドルフィンは脳内麻薬と呼ばれ、強い幸福感をもたらし痛みを和らげる効果があります。
多幸感(強くて深い幸福感)を生み出したり、痛みを軽減する作用を持っています。
好きな音楽を聴いている時、瞑想や深呼吸をした時に分泌されやすいです。

運動をした時ランナーズハイという状況になるのもエンドルフィンが関係しているのです!
ちなみに不足してしまうとストレス耐性が低くなり、気分の浮き沈みが激しくなることがあります。
余談
多幸感について
余談になってしまうのですが、強い幸福感を感じるためにはいくつかの条件がありますのでご紹介します。
達成感を得た時
達成感のある瞬間に立ち会った時に多幸感を感じやすいです。例えば長年の努力が報われた、目標を達成できた、などです。
管理人はブログ記事が書き終わるごとに達成感を得ています。そんな些細なことでも、目標を持ち取り組んできたことが叶えば幸せな気持ちになれます。
美しいものを見た時
絶景だったり美しい自然・芸術作品や音楽鑑賞など、美しいものに触れた時に感じやすいです。
例えばアート鑑賞などでは記憶に深く刻まれており、思い出す度に幸せな気持ちになれますよね。後に思い出せるようにできる事なら写真を撮っておくことをおすすめします。

もちろん撮影許可がある場所だけですよ!
愛情・深いつながりを感じた時
家族や友人と温かく愛のある時間を過ごしたり、感動的なエピソードを聞いた時に感じやすいです。
愛犬や愛猫など動物でもその効果はありますよ。またスキンシップは特に多幸感を得られると言われていますので、積極的に取り入れてみてくださいね。
瞑想・リラックスしている時
静かな空間で深くリラックスしているときにも多幸感は感じられます。お茶を飲んだり横になったり呼吸に集中したり。リラックスできている時は「安全」「快適」で幸せだと感じますよね。
さて次からは妄想がもたらす効果についてご紹介していきます。
妄想がもたらす効果
ドーパミンが報酬を得たと感じる
妄想は実際の出来事ではなく脳内のことですよね。実際にないものを頭の中に作り出しているということです。しかしそれだけでもドーパミンは働くことがわかっています。少し詳しく書いていきますね。
報酬系は、脳が「価値のあること」を認識したときにドーパミンを放出されます。
報酬系には先述したドーパミン・セロトニン・エンドルフィンに加えオキシトシンも含まれていますが、これらは実際の報酬だけでなく、妄想の中で理想的な状況を描くことでも刺激されるのです。
関連している脳の部位としては
側坐核(そくざかく)・前頭前野・腹側被蓋野(ふくそくひがいや)
があります。このブログでは専門外になりますので触れませんが、これらの部位がドーパミンを感じ、未来を予測し快感を得ているのです。
それではここからは目標を達成するための妄想力について書いていきますね!
妄想力
未来の成功をリアルに想像する
成功した未来を詳細に想像することで、脳が「すでに報酬を得た! 」と勘違いします。それでモチベーションが向上したり、物事をやるのが楽しくなったりします。
以前書いた記事に出てきたクリエイティブビジュアライズと似ている部分がありますね。
例
観葉植物が好きな管理人を例にします。
「理想的に育った植物の姿」を鮮明に思い浮かべることで、実際のお世話が楽しくなる可能性があります。実際管理人は日常的に「大きく大切に育てたい」と思っている観葉植物に丁寧に接することで幸福感を得ています。
また口に出して唱える、何度もメンタルリハーサルをするなど、妄想と組み合わせて使ってみるとより幸福感を得られるようになります。
創造性を高める妄想をする
空想やイメージトレーニングによって脳の報酬系が活性化し、新しいアイデアを生みだす手助けになります。
例
再び観葉植物が好きな管理人を例にします。
観葉植物を部屋のどこに置くか妄想しながら、その過程を楽しむことで、より感覚的なインテリアができる可能性があります。
妄想しながらその工程を楽しむことで脳が「これは現実だ! 」と騙されドーパミンが出やすくなります。
管理人は狭い部屋に34鉢の植物(これからも増え続ける予定)をどのように配置するのか、考えるだけでわくわくします。実際報酬系が刺激されているのでしょうね!
推し活と妄想力
推しとの日常を妄想したり、次はどんな推し活予定を立てようか、と考えるだけでもドーパミンが放出されます。
実際私が行った『推しにかけて欲しい言葉集』作成も同じような効果がもたらされていたのだ、と感じました!
作っていても楽しい、見返しても楽しい、ずっとドーパミンが出っぱなし。
また妄想をしていると多幸感を得られるだけではなく、想像力も養われます。推しにかけて欲しい言葉を考えるだけでもわくわくしてきませんか?

推し活は本当に楽しいですね。
ドーパミンは更に充実した推し活を後押ししてくれるはずです。皆さんもドーパミン含む報酬系を活性化させ、人生を実りあるものにしませんか?
まとめ
ドーパミンは妄想によって増やせる
ドーパミンは報酬系に含まれる脳内神経伝達物質
妄想力はトレーニングによって鍛えられる!
以上、ライターのあさきでした。閲覧ありがとうございました!