今回の記事ではセルフケアとしてアクセサリーを手作りしてみます。ハンドメイドを趣味として活用していただける機会になれば幸いです!

ハンドメイドアクセサリーって難しいんじゃない?

手先が不器用だからな……

そもそも何かを作ることが苦手

そう思うのも無理ありません。
レジン
私は6年ほど前からアクセサリーを手作りしています。材料は主にUVレジンです。

※『エポキシレジン』とは異なるためご注意ください
私がUVレジンでハンドメイドアクセサリーを作り始めた頃は、全くレジンを扱ったことがなく、そもそもそのような素材があるということも知りませんでした。しかし今は慣れて様々な作品を作れるようになりました。
今ではあまりにたくさん作ったので人にあげたりしています。例えばブローチにしてプレゼントすると祖母は喜んでくれています!

趣味で人のこと喜ばせることができるなんて素敵ですよね。
UVレジンとは?
今はパーツを販売しているお店も増え100円ショップにも様々な材料が並んでいます。個人が自由に楽しんでアクセサリーを作れる時代になりましたね。
そんな中でも人気なのがレジンアクセサリー。UVレジンとは、紫外線(UV)を当てることで硬化する樹脂のこと。
先述しましたエポキシレジンは主剤と硬化剤の2つの液体を混ぜることで化学反応を起こし、硬化する樹脂のことです。UVレジンとは作り方が異なりますので、材料購入の際はご注意ください。
レジン液を扱ったことがある方ならわかると思いますが、結構匂いがしますのでお部屋の換気は必須です! 更にレジン液を扱う時はアレルギーのおそれがあるため絶対手袋をしてくださいね。
しかしこのように注意喚起をしておきながらも、レジンは初心者でも手軽にハンドメイドアクセサリーに取り組める方法なのです。
レジンアクセサリーのデザイン
レジンでアクセサリーを作るとき迷いがちなのがデザインです。管理人は作成するとき液を流し込むだけで良いシリコンモールドという型を使用します。
シリコンモールドを使用する以外にもレジンアクセサリーを作る方法はあります。
それは主にフレームを使用する・ワイヤーアートに使用する・シートを使用することです。順に説明しますね。
フレーム
金属製の空枠にレジンを流し込む方法です。枠の形や模様で雰囲気が変わるので、様々なテイストの作品に適したデザインです。
ワイヤー
ワイヤーで形をとってその中にレジン液を流し込む方法です。
初心者には少し難易度が高い方法となりますが、レジン液特有の美しい透明感を楽しむのに適したデザインです。
シート
透明なシートにレジン液を流し硬化する方法です。
ハサミやカッターで好きな形に切り取ることが出来ます。特に蝶やバラの花など繊細なデザインに適しています。ソフトタイプのレジン液を使用すると形を折り曲げて立体的な作品を作ることもできます。
レジンアクセサリーの作り方
今回の記事ではイヤリングパーツ(同じパーツを二個)を作ってみようと思います!イヤリングを作るときの一般的な準備物を下記にまとめました。
準備物
① レジン液
② 封入物(ラメや金箔など)
③ アクセサリーパーツ(マルカン・イヤリングパーツなど)
④ 工具
⑤ UVライト
⑥ レジンの型
⑦ つまようじ
今回の記事でご説明するのは①・②・⑤・⑥・⑦を使用した過程です。
①レジン液

まず必要なのはレジン液です。必ずUVレジン液を用意してくださいね。
UVレジン液はUVライトや太陽光に当てることで数分〜十数分で硬化します。更に透明度が高いのが特徴です。硬化した後はガラスのような透明感があり、光を通す性質があります。
粘度のある液体で、型に流し込んで自由な形に成形できるのも特徴の一つです。固まるまでならどんな形にでも修正できるため便利です。
ハードタイプ・ソフトタイプなど使用用途を粘度により使い分けることができます。例えばスマホケースに使用するときはソフトタイプの方が適しています。

②封入物

レジンアクセサリーに封入するパーツは100円ショップでも多く販売されています。上の写真はクラッシュシェルという貝殻を砕いたカラフルな素材です。
他にもキラキラ光るラメや金箔などの素材もあります。色々と試してみるのも面白いですよ!
③アクセサリーパーツ

アクセサリーパーツには多くの種類があります。
一般的なピアスを作るにはピアス金具・丸カン・Tピン・9ピン等のパーツが必要です。
ピアス金具は耳に通す部分のことで、種類が豊富です。
・フック型(揺れるタイプ)
・ポスト型(スタッドタイプ)
・イヤリング金具(穴なし用)
自分好みのものを選んでみてくださいね。
Tピン
Tピンは先が平らな細長い金具でビーズなどを通して使用します。レジンアクセサリーとビーズを組み合わせたいときに使用します。
9ピン
9ピンは先が丸くループ状になっていますが、基本的にTピンと用途は同じです。9ピンはピン同士を組み合わせることでデザインの幅が大きく広がります。
その他にもピアスの材質・種類により接着剤やビーズが必要になります。
④工具

工具はアクセサリーパーツを組み合わせるのに使用します。今回の記事では使用しませんが、ニッパーとペンチがあれば便利です。
ニッパー
ピンやワイヤー、チェーンの切断に使用します。
丸ペンチ(丸ヤットコ)
ピンやワイヤーを丸めるのに使用します。
平ペンチ(平ヤットコ)
パーツを挟んだり、カンの開閉に使用します。使用頻度は高いです。
⑤UVライト

UVレジンを硬化させるのに必要な道具です。UVレジン液はUV(紫外線)で硬化するため最悪太陽光でも固めることは可能です。
しかし太陽光ではレジン液を固めるのには不十分です。やはり専用のUVライト(365〜405nmの波長)が必要だと言えます。
UVライトを使用することで時間を大幅に短縮でき仕上がりに差が出ます。最近は安価で販売されているためできる限り使用をお勧めします。
⑥つまようじ
つまようじはレジン液を挿入するときに発生してしまった気泡をつぶすために使用します。絶対必要だということはありません。
⑦レジンの型
レジン液を入れて固めるモールドです。
様々な種類のものが販売されていますのでお気に入りを探してみてください。凝った形のものも多くありますがお勧めは汎用性が高い丸型・スクエアです。
ちなみに今回材料(封入物・レジンの型)を100円ショップで揃えました。
今後の記事では100円ショップ以外で購入した素材を使ったアクセサリー作成についても書く予定です! ご覧になってくださいね。
では早速作成方法をご説明します。
作り方の手順
① 配置を決めます:完成品を思い描きながらデザイン通りにパーツを配置する場所を決めます。
② レジン液をレジンの型に流し込みます:その際は型の3分の1程度の量を入れ平坦にならしましょう。
② UVライトの中に入れ硬化させます:完全に硬化するまで待ちましょう。3分程度が目安ですが、型の形状・質やレジン液の種類によって硬化時間が長くなることがあるため気を付けましょう。
④ UVライトから取り出し好みの位置にパーツを配置します:つまようじを使うと配置しやすいです。気泡が入ってしまった場合もつまようじでつぶしましょう。
⑤ 再び硬化します。
これらの工程を場合によっては数回繰り返します。UVレジンは紫外線がないとかたまらないため、何度も封入物の位置を調整できるところが便利ですね!
またどうしても気泡が気になる場合はエンボスヒーター(高熱を狭い範囲に与える機械)を使用し気泡を飛ばす手もあります。 ちなみにエンボスヒーターは手芸屋さんやネットショップなどで購入できます。

元はエンボス加工を施すための機械ですが高温が出るため泡を消すのに適しています

作ってみた!
今回は上記の工程+新たな材料などで管理人がイヤリングパーツを作成してみました。
画像と共に私の制作工程をどうぞ!

これらを準備してパーツを作ります!楕円形の型に青いフレーク状のラメを入れることに……。
うまくいくといいな!(見にくくてすみません……)
ちなみにジェルネイルで背景を黒くし、オパール風にしようともくろんでおります。(笑)

オパールは美しい模様が魅力的な宝石です。

画像右上『黄色枠の説明』の順番で進めます。
- レジン液をシリコンモールドに流し込む
- 平らにならす
- 硬化する
- ジェルネイルを塗り硬化する
- 封入物を配置する
- レジン液を流し込み硬化する
レジン液を流し込んで硬化。その後ジェルネイルに使用するマニキュアを背景にしました!硬化は計3回です。封入物が多い時はもう少し工程を多くする場合もあります。そして……
完成!


なかなかうまくできたのではないでしょうか!
見方によっては先ほどの画像のような『オパール』に見えませんか?
(え? 見えない?? )
このパーツに工具でアクセサリーパーツをつけると簡単にイヤリングやペンダントなどが作成できますよ。みなさんも一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
結論
UVレジンアクセサリー作成は思っているより簡単→やってみる価値あり!
100円ショップでも材料がそろう→アクセサリー作成のハードルが下がっている
レジンアクセサリー作成は楽しい趣味になる!
以上ライターのあさきでした。閲覧ありがとうございました!