今回は管理人も行っている『完璧主義な人』向けのリフレーミングについてご紹介しますね。
完璧主義
完璧主義とは、何事も完璧にやらないと気がすまない人のことです。
仕事などでは責任感が強く、きちんと業務をやり遂げる力を持っています。しかし、その傾向が強すぎると何かと困り事が出てきます。
まず不備を許すことができないことがあげられます。「妥協」ができず、「ほどほどに」もできない、完璧じゃない事が許せないなどがあります。
それは自分だけではなく他者に対しても厳しくなってしまうので、他者は

Aさん怖い……

仕事をミスすると怒られるのではないか……
などと態度・言動の端々から感じてしまうかもしれません。
完璧主義はこれだけ聞いていればあまりよい性格だとは思えないですね。
しかし、やはり先述した責任感の強さ、頑張って物事を成し遂げる力、常に良いものを作り上げようとする向上心など、いい点も多いです。
完璧主義を無理に直そう、と頑張らなくても大丈夫なのです。

リフレーミング

完璧主義で辛い

生きづらい
と感じている人は一体どうすればいいのでしょう?
そんな時はリフレーミングをしてみましょう!リフレーミングとは過去の記事でもご紹介した、出来事への意味づけを捉え直すことです。
これをすることで、考えすぎを緩和し、生きやすさに繋げる事ができます。
例をもとに実際リフレーミングを実行してみましょう!
実践
Aさんは仕事でミスをしてしまい、チームメンバーがAさんの仕事をカバーすることになりました。

私のミスでチームメンバー皆に迷惑がかかっている

自分って最悪だ

もっと仕事量を増やさないと……

自分が一番頑張らないと……
完璧主義のAさんはこのように考え続けてしまいます。そして疲弊してしまいます。最悪の場合心身に不調をきたし、バランスを崩してしまうことも……。それでは趣味など楽しいことも心から楽しめなくなってしまいますよね。
この事態を防ぐべく、リフレーミングを試してみましょう。その際、楽観的なBさんだったらどうするかな、という視点で捉えなおしてみましょう。

Bさんは仕事でミスをしてしまい、チームメンバーがBさんの仕事をカバーすることになりました。

あーあ、ミスしちゃった

でも皆優しいな、手伝ってくれて嫌な顔一つしないんだもん

本当、いい人ばかりに囲まれて仕事ができて僕って幸せ!

皆のためにも今後仕事でミスのないように確認するぞ!!
はい、BさんはAさんと同じミスをしたのに最終的には前向きな思考になりました。それは捉え方が違うから。BさんはAさんよりも物事を楽観的に捉え、完璧を求めるというより、仕事をすることを楽しんでいる様子がうかがい知れます。
このように捉えられるのは性格や思考の癖も大いに関係してきます。しかし、性格を変える必要はまったくないんです! 性格を変えようと頑張り続けてしまう完璧主義の方ってかなり多いのですよ。かくいう私もその一人です。
しかし、性格ではなく思考の癖、捉え方に少し幅を持たせてみるだけで、驚くほど生きやすくなります。

リフレーミングの手法は様々ですが、違う人。例えば身内や同僚、友人などならこう考えるだろうな、と想像してみるだけでも違います。
それはアニメのキャラクターや推しでも構いません。いつも前向きなキャラクターに感情移入する人も多いでしょう。そういったキャラクターは不思議と応援したくなります。

そのキャラクターになったイメージで考えてみると、自然と周りの人たちも応援してくれるようになるのではないでしょうか。
完璧主義は決して悪いことではありません。大切なのはそのいい部分をどうしたら活かしていけるか。そしてそのためにどういった捉え方をするとよいのか、です。
みなさんもちょっとしたリフレーミングを取り入れて完璧主義な自分を好きになりませんか?

まとめ
完璧主義にはいい面も悪い面もある
完璧主義は強みも多い
性格は変える必要がない
憧れる人の立場になってリフレーミングしてみよう!
以上、ライターのあさきでした。閲覧ありがとうございました!