突然ですが皆さんはこんなことを思ったことはありませんか?

色んな人と話すのって疲れる……

もっとラクして話せる方法ってないの……?

会話が少しでもうまくなりたい!!
人と関わるのって楽しいこともあるけれど、たまにはしんどい時もありますよね。特に初対面の人だったらなおさら疲れてしまいますよね。
また、会話が苦手な人の中には沈黙が苦痛でしかたない……と感じている方も多いはず。
「もし沈黙してしまったらどうしよう……」
「おもしろくないやつだと思われるかも……」
……などネガティブに感じがちですよね。
好きな人や仲の良い人と話すと、あっという間に時間が過ぎることもあります。しかしいくら気の合う仲間と話していても、長時間だと疲れてしまう……。そんなこともあるのではないでしょうか??

そういった時は、傾聴の基本テクニックを使って『ラク』してみましょう!!
ちなみに会話すること自体をネガティブに捉えてしまい疲れやすい方にはこちらの記事もおすすめです。
傾聴とは

傾聴とは文字通り相手の話に耳を傾けて聴くことです。
しかし『傾聴』と一言に言ってもとても奥が深いのです。
傾聴のテクニックには様々あり書籍もたくさん出版されています。今回はその中でも管理人が特に汎用性の高いと感じる3つのテクニックをお伝えします。

管理人もよく使用しています!
傾聴の基本テクニック
頷き
基本的な傾聴スキルの一つに頷きがあります。
相手の話の合間、合間に頷きを入れることで、相手に「きちんと聞いていますよ」「あなたの話に興味を持っていますよ」という姿勢を示すことができます。
真顔で無反応。そんな風に話を聞いていたらなんだか怖いと感じますよね。
何を考えているかわからない、と感じさせてしまうとこの先仲良くなることは難しいかもしれません。
それを避けるためのスキルが頷きなのですが、あまり多用しすぎると、わざとらしく見えてしまうため注意。
小刻みに何度も頷く、速いペースでの頷き、などがあります。やってしまいがちですが、相手の話のこしをおることや、不快な思いをさせるのだけは避けましょう。
相づち
相づちは頷きと同じように相手に「話を聴いてもらえている」という安心感を与えます。
スキルの具体例は「うんうん」「ほお~」「はい」「なるほど」「そうなんだ」など。要するに会話に対して何らかの反応を示すということです。
相手が「自分の話を聞いてくれている」と感じることで、お互いの間に信頼関係が生まれます。特に初対面の人と話すときは、目線を合わせながら笑顔で相づちを打つだけで好印象を与えることができます。
また頷きと組み合わせることで、様々なバリエーションを持たせることができます。ぜひ色々と試してみてください。
オープンポジション
皆さんはこの言葉を聞いたことがありますか? オープンポジションとは相手に姿勢(体)を向けることで会話を促すテクニックです。例えば極端ですが、相手に背中を向けて話す人はいないですよね。
そんなことされたら「失礼な人だ」「信用できない」「自分に興味がないのだろうか? 」と不安になってしまいます。
それくらいオープンポジションは傾聴にとって特に大切な基礎中の基礎です。オープンポジションは相手にとって安心して話ができる環境の基本となるテクニックなのです。

心理学で話し相手につま先を向け、前かがみになるとその話に興味がある、などと聞いたことはありませんか? あれはあながち間違いではないのです。
以上が簡単な傾聴の基本テクニック3つです。
これらの技術を使うことでスムーズなテンポで会話が進むでしょう。
会話がラクになる理由
でもどうしてこれらを使用することで会話が楽になるのでしょうか?
それはこれらすべてが相手との信頼関係を築くためのスキルだということが関係しています。ということは、この3つを常日頃から使いこなし、会話をしていると自然に会話相手に心を開いてもらえるようになる、ということです。
きちんと話を聴く事だけで人に好印象を抱いてもらえると、普段はある程度サボっていても「この人は話を聞いてくれる」「自分の味方だ」と感じてもらえるため「3回に1回」など、少し傾聴の姿勢を忘れていても大丈夫なのです。
もちろんあからさまに話を聴いていない姿勢はだめですよ!
反対に普段から相手の話をてきとうに聞き「はいはい」「わかったわかった」と相づちを打っている人。そんな人は「どうせまた聞いていないだろう」と相手にしてもらえないことが多いと思いませんか?
やはり普段から話をきちんと聴く姿勢を身につける事が大切なのです。
ここで傾聴を少しでも早く取り入れ、自分のものにできるコツをお伝えします!
傾聴のコツ
笑顔
まずは笑顔です。いくら頷きや相づちが上手くても、笑顔がないとどこか不自然な傾聴になってしまいます。
もちろん真剣な話を聴く時は逆に「何笑っているんだ」「失礼な奴だ」と思われてしまいます。
しかし、人間は笑顔の人と話したいと思うもの。真剣な話の時でも口角が下がっていると不安に感じてしまう人もいます。
人と会話をする時は口角を少し上げることを意識して話してみましょう。
笑顔は傾聴以外の場面でも役に立ちますよ!
抑揚
次に抑揚です。話を単調な声のトーンで聴いていると、せっかくの相づちも相手に響きにくくなってしまいます。そこで相づちのバリエーションをいくつか持っておくのがおすすめ! 特に使えるのが「そうなんですね」「ほぉ~」「ふんふん」。上司には使えませんが、少しフランクに話せるようになった人に使ってみてはいかがでしょうか!
余談ですが、「なるほど」が口癖の人って結構多いですよね! あれは案外「失礼だ」と思われていることが多いそうです。目上の人には使わない言葉だからかもしれませんね。
そんな時便利なのが繰り返し。「なるほど、なるほど」と二回繰り返すだけでなんとなく、「話を真剣に聴いてくれているんだな」と感じませんか?

主観かもしれませんが私は実体験で感じたことがあります。
しかしその時も声のトーンと目線に注意してくださいね。うつむいて「なるほどなるほど」は「話聞いてないな」と一瞬でバレてしまいます!
軽薄に思われてしまうと損ですもんね。
ノンバーバル(非言語コミュニケーション)は大切ですので、あくまで相手の話に集中することを意識してくださいね。
アイコンタクト
アイコンタクトは目と目を合わせることです。相手と視線を合わせて話すことで「あなたの話に興味があります」という姿勢を伝えることができます。
しかし経験上、私はアイコンタクトを無理にしなくてもいいと感じます。理由は二つあります。
1つ目は無理して合わせようとしたら会話がちぐはぐになってしまうことが挙げられます。人見知りな人や、会話にコンプレックスを持っている人は、特にあがってしまって言うことを忘れてしまうこと、などがおこる可能性があります。
解決策として相手の喉のあたりや額を見て話すとよい、などと一般的には言われています。
そういった時は常時ではなく二回に一回は目を合わせる、相づちをうつタイミングで目を合わせる、などをしてみてはいかがでしょうか。特に相手に返答を求めるタイミングでのアイコンタクトは効果的ですよ!
2つ目は相手に変に勘違いさせてしまうことが挙げられます。好印象を与えることが目的ですが、あまり好かれたくない人にまで好かれてしまうのは厄介ですよね。そういった人は目を見つめすぎず、淡々と話してみてはいかがでしょうか?いわば傾聴の逆バージョンですね!

傾聴ができているかいないかで、人に好かれるか嫌われるまで変わってくるなんて、傾聴、侮ることなかれ! ですね。
まとめ
今回は傾聴の基礎スキルについて書いてみました。いかがでしたでしょうか。傾聴力を少しでもアップさせたい、と感じている方はこちらの書籍などを読んでみてはいかがでしょうか?
管理人も購入し「そうだったんだ……」「ためになる! 」と感じたものです。


この記事を見てくださって傾聴に少しでも興味を持ってくださったら幸いです。では次回の記事でお会いしましょう!ライターのあさきでした。
閲覧ありがとうございました。